広島市議会 2021-09-17 令和 3年第 3回 9月定例会−09月17日-02号
こうした経過を経て,ようやく平成28年5月にトンネル工事が契約となり,平成32年度の完成に向けて滑り出した矢先,今度は,トンネル外壁となるRCセグメントなどの費用が契約に含まれているか否かをめぐり,広島高速道路公社と受注者のJVとの間で契約内容に認識の違いがあったという,耳を疑うような問題が公表されました。
こうした経過を経て,ようやく平成28年5月にトンネル工事が契約となり,平成32年度の完成に向けて滑り出した矢先,今度は,トンネル外壁となるRCセグメントなどの費用が契約に含まれているか否かをめぐり,広島高速道路公社と受注者のJVとの間で契約内容に認識の違いがあったという,耳を疑うような問題が公表されました。
トンネル工事にRCセグメントは不可欠な内壁材料費です。RCセグメントがなければ,トンネルの岩盤をむき出しにした工事になるわけです。そのような工事になる契約を,なぜ公社と大手ゼネコンが合意したのか,その不可思議な契約が誰の指示でどのように行われたのか,真相を明らかにしようと言葉を尽くして質疑をしてまいりました。しかし,いまだに市民が納得できる説明はされず,市民の市政に対する不信は募るばかりです。
3,3回目の200億円の見積もりについていた工事費内訳書には,200億円の見積額の中にRCセグメントほかの材料費や一部工事費が含まれていないことが説明されておりましたが,そういうことについて,市は公社から報告を受けていたのかどうかお答えください。
その結果では,高速5号線のシールドトンネル工事は,同規模工事の中では比較的安価であり,主要部材であるRCセグメント等は平均的な単価となっていました。 次に,高速5号線事業を公社に任せず,全区間を広島市で施行する考えはないのかについてです。
これはトンネル工事における内壁工事を行う際に欠くことのできないRCセグメント等,6項目の設備や作業に係る費用について,公社が契約額に含まれていると主張する一方で,JVは含まれていないと主張するという状態にありながらトンネル工事契約が締結されているという全く信じられない内容となっています。
契約額200億円にコンクリートの内壁,いわゆるRCセグメントなどの材料費が入っていないとして,JVが公社に増額を求めてきた問題に関して,事実関係の調査を行った第三者委員会の委員長の二國則昭弁護士は,不適切な価格交渉があったとの認識を示しました。 再発防止を目的に立ち上げた第三者委員会がどんな調査をされたのか,調査結果はどうだったのかをお聞きします。
報告書では,トンネル外壁となるRCセグメント等に要する工事費用を契約変更により増額する旨の合意があったとまでは認められないものの,工事の契約金額にはこれらの費用が含まれていなかったと解さざるを得ない。
報道によると,2016年5月に約200億円で受注した大林・大成・広成建設工事共同企業体は,昨年の2月からことしの7月の1年半の間に4回にわたり,RCセグメントという内壁工事の材料費が契約額に含まれていないとして,工事費の増額を公社に求めていたといいます。しかし,契約書にはトンネル工事一式と書かれていると報道されております。 そこでお尋ねいたします。